2016年05月09日

呑んべえ新聞


 
 吞べえの師匠から不定期に送らてくれる新聞ですが,文字が小さくて読みにくいと指摘したところ,
そこが「味噌」とのこと。
 何やら考えさせられる酒呑みの心得です。


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2016年04月07日

チェスト~!!



 業務で薪割りをしておりますが,
 中々割れそうにない大径木を目の前にした時など,
 過去に遭遇したいやなことを思い出すようにしています。
 

 
 宮本武蔵のごとく気合一閃,チェスト~!!
 すると,見事一発で(竹を割ったように)スパッと割れます。
 特に,サラリーマン時代の上司の顔を思い浮かべると,効果が上がります。
 上司の皆さん,すんまっせん。
 
 


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2016年03月31日

旬の味その2



 ようやく,「たらの芽」が大きくなってきました。
 例年,山桜が咲く頃に「たらの芽」も採り始めていましたが,今年は少し時期が遅れているようです。
(去年も少し遅かったような・・・)
 スーパーの店頭にはパック詰めの栽培物が並んでいますが,どうも買う気にはなれません。



 野生の「たらの芽」を天ぷらにすると,少し苦味がありホクホクした食感が何ともいえません。
 山の惠に感謝です。


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2016年03月10日

シカの肉

シカの肉

 知り合いからいただきました。
 天草で捕獲されたものではなく,矢部産とのことです。
 しょうが醤油で刺身で食しましたが,赤味の馬刺しみたいで結構いけます。
 
 数年前,天草市有明町のヒノキ林でシカが捕獲された例がありますが,イノシシ同様,海を泳いで渡って来たシカが天草で繁殖している可能性があるそうです。
 我々林業者にとって,シカは樹木を荒らすやっかいな獣です。(農作物も荒らします)
 早目に駆除を行って,なるだけ個体数が増えないことを祈るしかありません。
 捕獲した後の獣肉の有効利用も言うまでもありません。


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2016年03月08日

天草の木その4


 
 天草の木材を使用した住宅を紹介します。
 今回は,床柱の材の一例です。
 当社所有の山林に自生していた木です。かなりねじれた変形木(へんけいぼく)です。
 木の種類を調べてみると,熊野水木(くまのみずき)であることがわかりました。 ※多分・・・
 普段聞き慣れない,また,天草の山にもあまり見かけない木です。
 


 皮を剥いで丁寧に磨き,充分乾燥させた後,上の写真の住宅の床柱として収まりました。
 


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2016年02月09日

春はあけぼの



 今日の日の出です。
 午前7時20分頃,新和町竜洞山方向,遥か遠く九州山地の山際からお日さまが顔を出しました。
 枕草子にある通り,薄暗かったまわりが日が昇るにつれてだんだんと明るくなり,紫がかっている雲が長くたなびいている様子など,やはり,春は明け方が良かですね。
 朝からきれいな日の出を拝むことができて,今日一日とても気持ち良く過ごすことができました。(仕事もさばけました)
 
 


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2016年02月08日

またしても雪か


 今朝の7時前,本渡の街中はポツポツと雨が降っていましたが,枦宇土の長平越手前ではチラチラと雪になりました。 



 河浦町矢筈岳の現場も雪がうっすら積もり始め,指先の感覚がなくなる程寒くなってきたため,今日の作業はあきらめて帰ろうかと思っていると・・・



 午前9時頃には雲がなくなり,先程とは打って変わって良か天気となりました。
 
 「土方殺すにゃ刃物はいらぬ,雨の三日も降ればよい」という言葉がありますが,昨年の12月頃からいつもの年より雨の日が多く,また,大雪も降った影響で,思うように仕事がさばけません。
 
 「最近の気候はどうもおかしか,地球温暖化の影響じゃなかろうか」ということをよく耳にしますが,そうではないことを願いつつ,自然の神を畏れながら,仕事をやっていくしかなかですな。



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2016年01月24日

先人の遺構


河浦町矢筈岳の作業現場です。
天然林の伐採途中に,先人の遺構を発見しました。
標高約400m,麓(ふもと)の人家から約5km。
おそらく,焼畑などの石積みではないかと思われます。
昔はここで,何を栽培されていたのでしょうか。


こちらは,炭焼きの窯跡です。
私が生まれる40年数年程前までは,木炭(もくたん)が燃料の主役だったと聞いています。

いずれにしても,機械などの動力はなく,人力や牛馬での作業時代の遺構を目にして,先人の方々の苦労に
何ともいえない感慨を覚え,ただ,ただ、頭が下がります。

効率先行の今の世代に対して,静かに何かを語りかけているような気がします。





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2016年01月18日

泥壁


最近は泥壁の家を見かけなくなりました。
泥壁には,赤土に藁(わら)をまぜ充分に発酵させ(ねまらせ)たものを使用します。


竹小舞をえつり中


竹小舞完成


作業員総出で一気に塗り上げ


外部は漆喰で仕上げ


内部も漆喰で統一,左官職人の技が光ります。

泥壁には,「あたたまりにくく冷めにくい」蓄熱・蓄冷効果や,湿度をコントロールする調湿効果があり,
冬あたたかく夏すずしい暮らしをつくります。
時間と手間がかかる品物ですが,自然素材を生かした家づくり,いかがでしょうか。


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2016年01月14日

天草の木その3

天草の木材を使用した住宅を紹介します。
今回は,楠(クス)材の部分の一例です。


左上から右下に向かって3本が楠(クス)。宮地岳の山林に自生していたもの(樹齢約90年,長さ約30m)を伐採,2間(約4m)に玉切って搬出。


元玉(一番根元から木取りした部分)の末口(直径)約54cm。


上の写真の原木が階段の手摺りや踏み板に生まれ変わりました。


木目(もくめ)が美しいです。

住宅の建材は,杉(スギ)や桧(ヒノキ)などの針葉樹が中心ですが,楠(クス)などの広葉樹もアクセント的に取り入れることで,従来の家とはまた違った空間が楽しめます。


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